2007年9月28日金曜日

夢の中

静岡の景勝地、三保の松原に。
松の木を抜ければ、駿河湾。
松の木にのぼり、休憩。
いいじゃん、静岡。
そして、静岡シティに。
旅の後半のガイドブックと、オシャレな帽子を買う。
君は、服を買う。
余市で怪我をした、ギターを修理していただく。
そして、帰宅。
旅の前半の画像を、kiminoseギャラリーと称し、右に貼っつけました。
ボクサー気取りの僕を、クリックして見てください。
PCにまだまだ詳しくないので、めっちゃ時間かかりました。
ので、ギャラリーに飛んでから、戻れる様にしてません。
『もどれないじゃないかっ!』
って、思った方。
すみませんが、ご自分のPCでお戻りください。
旅に再出発するまでに、ギャラリーページをいじりますので、今日はこのくらいで勘弁を。
星野仙一が阪神の監督で、優勝した時、優勝セールに便乗して、値切って買った、一昔前のデジカメ。
それが、僕の愛機な為、素晴らしさがどれほど伝わるかわかりません。
君は、デジタル一眼レフ。
が、全然使いこなしてません。
二人が、キュンってなった、景色やら、なんやらを暇な時にでも、どーぞ。
愛犬、えいきち。(あえて、ケツ)

2007年9月26日水曜日

我が家

美味しいご飯。
寝心地の良いベッド。
インターネットし放題。
テレビ見放題。
水道も、風呂も、使いたい時に使える。
なぁ〜んて、便利なんでしょう。
しかし、退屈に殺されそうです。
短期のバイトもなけりゃ、ボランティアも、近所では無い。
本日、君が親知らずを抜き、退院。
来週の抜糸まで、出発は延びたのだが、明日は日帰りで行ける所に、行こうと思う。
この旅では、静岡県は全然まわってないのだが、再発見やら新発見やらしてきます。
ビート文学に溺れているユージより。


自問自答


君が親知らずを抜いた。4本か2本、まとめて抜くと言っていた。明日、退院するのだが、抜糸は1週間後。
君は、「旅に出発してていい。」と言ってくれた。だが、待つ。

今日1日、自分に問題を出し続けた。答えなんてあってない様なものだ。動き、実践してかないと意味など無い。明日は、おもいっきり体を動かそう。

話は変わって、ばあちゃんが家に帰ってきた。両親が共働きだった僕は、小さい頃の思い出に、ばあちゃんの姿がよくある。
幼稚園の帰り道、犬に追いかけられて、泣きながら走っていると、緑色の自転車に乗り、ばあちゃんが助けに来てくれた。怪我をすれば、ツバとアロエを塗ってくれ、ウンコもらして帰れば、洗ってくれた。
小学校から帰ると、ばあちゃんに百円もらい、兄貴と友達で、駄菓子屋に行く。そんな毎日があった。
ばあちゃんの作るイカの塩焼きと、アラレが大好きで、兄貴と妹と取り合って食べた。
ばあちゃんは、もう90才。正直、僕の事がわからない。喋りもしない。喜べるうちに、もっと色々してあげたかった。僕は生きていてくれるだけで、嬉しいけど。


地球はまわる。時は流れ続けている。
明日が、素晴らしい1日になります様に。

2007年9月24日月曜日

東京日和

第二の故郷、東京。
君が友人の結婚式に出席するので、君と君の友達と東京までドライブ。
結婚する女性は、僕が中学時代に3回フラれた人。
幸せそうで何よりです。
僕は、結婚式には出ない。
東京と、東京の仲間達に逢い、話をしたり、飯を食ったり、ブラブラしたり。
のんびりと、懐かしみながら、優しく地球はまわる。
バンドを辞め、仕事も辞め、東京を離れてから、3ヶ月程しか経ってないのに、1年振りぐらいに思う。
それは、東京を離れ、静岡に帰り、恋しく思うからか?
それも、あるかもしれないが、やはり、旅の充実が、そうさせているのだろう。
正直、東京でこんなにのんびりした日は、何年振りだろう?
生活していた3ヶ月前迄の間、バンド、仕事、生活、今と、未来。
常に、背負い、持ち、挟まれていた気がする。
それが、人間で有り、人生なんだろうが、特に用はないのに、仲間に逢ったり、ブラブラしたり、なぁ〜んも考えず、のんびりとした東京は、久しい。
先程、静岡の我が家に到着。
後は、君が親知らずを抜くだけ。
そしたら、再び旅が始まる。
今夜は、泥の様に寝よう。
ほなまたね。

2007年9月21日金曜日

一服

走り慣れた、R246。静岡県に、入る。御殿場に住む、栄養士DJの御宅に、お邪魔する。

その方は、女性。DJネームはUFO。だが僕は、彼女のDJ姿を見た事はない。十代の頃、知り合い、ライブイベントに呼んでもらったり、ラッパ吹きとして、バンドに参加していただいたりした。
その当時、彼女も下北沢に住んでいた。シェルターというライブハウスの真ん前。広さ3畳の風呂無し、共同便所の部屋に住む強者だ。これは彼女の伝説なのだが、ある日、僕の友人とご飯を食べに行った。そして、食べ終わると、彼女がその皿を舐め、拭きだした。
「何てお店想いの出来た人だ。」
と思った瞬間、彼女は動く。なんと、その皿を服の中、お腹にサッと入れたのだ。良い子の皆さんは真似しない様に。彼女は、そんな面白い人だった。

当時、僕も下北沢の風呂無し、共同便所の部屋に住んでいた。広さは4畳半。ボロボロのアパートだった。どのくらいボロいかと言うと…。
まず、寝ようと電気を消すと、明るい。隣の部屋の電気が、漏れてくる程、壁に隙間があった。そして、極めつけは、これだ。
その日、僕は昼寝していた。そしたら、携帯電話が鳴った。というか、震えた。バイブの振動で起きたのだ。そして、気持ち良い眠りを妨げられ、誰からだとムッとした感じで、携帯電話を手にとった。しかし、誰からも電話は、かかってきてない。すると声が…。
「もしもし…。」
なんと、隣の人の携帯電話のバイブの振動で起きたのだ。壁薄すぎ。
そのアパートは取り壊しが決まっていた。なので、他の住人は引っ越して行った。僕は、1年程、1人でそのアパートに住む事になった。ギターを好きなだけ弾いても、文句言われないし、大音量で音楽聞けるし、快適だった。たまに、うるさくし過ぎて、警察が、
「隣のアパートの方が、迷惑してるので…」
と注意された事はあったが、本当に快適だった。

そしてある日、バイトから帰ると、玄関のドアノブにビニール袋が、ぶら下がっていた。中を見ると、美味しそうなパン。
「一体、誰が…?」
うるさくし過ぎた報復かと思い、部屋に入り、匂いをかぐ。毒は入ってない様だ。一口食べる。
「美味しい。」
いろんな種類のパンが、何個も入っている。こんな事するのは、誰だろう?と、頬張りながら考える。犯人は、最初に書いた、UFOだった。それから、何度もドアノブに、パンがぶら下がっていた。

彼女は、パン作りを経て、お菓子やら、料理に興味をもちはじめた。そして、栄養士になっていたのだ。そんな彼女が、御殿場に住んでいるという情報が入ったので訪ねた。かれこれ、5年振りぐらいだろう。上に書いた様な話で盛り上がった。楽しい夜でした。


本日、実家に到着。君が、結婚式に出席して、親知らずを抜くまでの間、旅は一服です。家に着くなり、おかんが飛び出て来たので、抱きつきたくなったが、抱きつきたくなっただけでした。

それでは、また明日。

2007年9月18日火曜日

星をください


渡良瀬川に沿い、日光に。
世界遺産の日光の社寺。
東京を日本の中心にした男、徳川家康の眠る、日光東照宮に。
日本の匠の腕を、誇りに思う。
今は、車やら電車やらで、簡単に見に行けるし、お金払えば見れるのだけど、その時代に生きてた人のほとんどは、この素晴らしい建造物を見れなかったんだろうなぁ。何だか可哀想。
杉の日光街道を走り、R4で埼玉入り。
さいたま市にて、大宮駅の写真を撮る。
その後、川越、入間と行き、東京入り。
福生の米軍基地をかすめ、八王子に。
大都会、東京に帰って来た。
やっぱり明るい。
道の駅だけで見ても、設備が凄く充実。
やっぱり便利だね、東京。
やっぱり好きだね、東京。
相変わらず、夜空は明るい。
そんなこんなで、寝ます。
ほなまたね。

2007年9月17日月曜日

天使

無垢で輝く笑顔。
好奇心で動く瞳。
僕の耳が待ってる彼の声。
子供というのは、羽根こそ無いが、完全に天使です。

新潟に長く居たため、群馬は前橋駅の写真を撮り、ドライブとしました。
20日の夜には、静岡の実家に一度帰ります。
君が結婚式に出席の為。
車の中も、夏仕様から秋冬仕様にチェンジします。
ので、前半戦あと少し。
無事に進むべし。
それでは、お休みなさい。

休日


柏崎の友人の家で、週末を過ごす。
二歳に満たない、友達とずっと遊ぶ。
幸せな時間を過ごしたとさ。

2007年9月14日金曜日

爪跡

この旅に出発した日。
新潟で地震が起きた。
その地、新潟の柏崎に。
国道は、被害箇所が少し残っているが、普通に通行は出来た。
が、国道から横の民家を見ると、ブルーシートが目立つ。
屋根やら、壁やらにかぶせてあるのだ。
田中角栄の生家がある近くの道の駅にて休憩。
国道はいいのだが、駐車場は地割れが凄かった。
道の駅の施設も崩れたままの箇所もあった。
仮設住宅や、壊れ傾いたままの家もあった。
ボランティアセンターはまだあるのだが、ライフラインがもう復旧してるため、必要はない様だ。
スーパーに夕食を買いに行くと、ばあちゃんの姿が多く、目についた。
買い物が一苦労の様な姿を見ると、何だか苦しい。
人をフラットに見ないといけないと思うが、楽園で遊ぶ金持ち共が、偉そうに笑っていれば、独りぼっちのばあちゃんが、家が壊れ泣くのか?
人にとやかく偉そうな事は言えないが、無宗教を理由に言おう。

「神様、何かおかしくないか?」

2007年9月13日木曜日

美しい村

「日本で最も美しい村」連合。
全部で9つある。
北海道の美瑛町、赤井川村は、既に訪れている。
有名な所だと、世界遺産の白川郷。
そこは、日本の原風景が広がる。
本日は、エースの太陽がやる気満々。
なので、朝食を素早くとり、出発。
秋田から山形に。
「五月雨を、あつめてはやし…」の最上川を、流れに逆らい、上って行く。
行き先は、山形県大蔵村。
「日本で最も美しい村」連合の1つ。
愛読雑誌のナショナルジオグラフィックで、大蔵村の美しい棚田を見た事がある。
まず、村役場に行き、地図と行き先を教えていただく。
準備完了。
村の奥へと、車を走らす。
到着。
「めっちゃ、いい…。」
溜め息混じりに言葉が溢れる。
芸術だ。
歴史と、知恵と、愛情で造った、芸術だ。
平野の広い田んぼもいいが、棚田はヤバイ美しい。
階段の様に、田んぼが広がる。
なんか、あの光景を見たら、ご飯を何倍も美味しく頂けそう。
しばらく棚田で、君とのんびりと、ぼんやりと、美しいと、幸せと、のどかを味わう。
ソバ畑も有名で、つきたてのソバもいただく。
そして、太陽が帰るまで、山形を楽しんだのです。
みちのくには、神秘があり、日本人の心って奴を刺激してもらいました。
歯磨いて、寝ます。
お休みなさい。

2007年9月12日水曜日

なまはげライン


黄金の稲穂。
日本人の大好物。
見事に実った田と、見事に刈り取られた田を行く。
朝食を食べ、コインランドリーに。
綺麗サッパリした所で、男鹿半島に。
寒風山の展望台にて、広い湖のほとんどを埋め立て、田んぼにした、人間の芸術作品に感動する。
お土産屋のおばちゃんに、稲庭うどんと焼きりたんぽをご馳走になり、男鹿半島を巡るルートを教わる。
その名も、「なまはげライン。」
まずは、入道崎に。
途中、デッカイなまはげが立ってる。
小ちゃいなまはげも立ってる。
石のなまはげも立ってる。
で、入道崎に着くと、動くなまはげが…。
そして、秋田のNo.1の景勝地、男鹿半島の西海岸に。
旅して各地の海に行き、「ゴジラ岩」というのを良く目にする。
岩の形がゴジラに似ているというだけなのだが。
今までは、「ふ〜ん」という感じだったのだが、今回は違う。
「ゴジラやん。」
昼過ぎだったので夕焼けの時程ではないが、ゴジラやん。
日本一周したという、証拠ではないが、各県の県庁所在地の駅をカメラにおさめている。
なので、秋田駅に。
秋田駅のちょっと手前で、物凄い報道陣が。
よく見ると、裁判所。
そう、去年、秋田で起きた悲しいニュースの犯人、畠山容疑者の初公判が行われていたのでした。
まぁ、静かに通り過ぎ、秋田駅をカメラにおさめる。
サッカーの五輪代表がカタールに勝ちました。
ようやった。
おじさんも頑張らねば。
明日も早起きしよう。
夢になまはげが現れません様に。
お休みなさい。

2007年9月11日火曜日

meet ザ 白神

目指すは世界遺産、白神山地。
リンゴ畑を横目に、車は進む。
白い車が、緑に包まれる。
さぁ、歩こう。
弘前側の暗門の滝を目指す。
ブナ林に誘われる様に、奥に進んで行く。
透き通る川の水。
魚たちが嬉しそうに泳ぐ。
実家の近所の川を思い出し、なんだかそこに住む魚を可哀想に思ってしまう。
暗門の滝に着き、マイナスイオンを浴び、別ルートで引き返す。
行き交う人達と、挨拶を交わし、険しい道のりを助け合い行く。
3時間以上歩いた。
美しい自然と、珍しい生き物に、楽しませてもらい、おまけに元気まで頂いた。
午後は、日本海側の十二湖、日本キャニオンに行こうと思い、出発。
そしたら、看板が…。
「この先は、道幅が狭く、42キロ砂利道です。」
どうしよう?
別ルートで行ったら、だいぶ距離がある。
北海道で、砂利道は経験していたので、進む事に。
世界遺産の恐ろしさを知る。
まず、砂利道を抜ける迄に、2時間以上かかる。
そして、砂利道なんだけど、岩があったり、ボッコボコ。
おまけに、小川が普通に流れており、ソレを走らねばならない。
4WDでもない、白熊こと家の車は、揺れる、ハマる。
ゴールに差し掛かった所で、キャンパーとすれ違い、佐賀からのおっちゃん夫婦に言う。
「これこれこーで、別ルートの方がいいよ。」
それにしても、白熊は汚れながら、頑張ってくれた。
自分も、美瑛で農業のバイトしてなきゃ、あの道は引き返してた。
北海道の人は、というか農家の人は、畑やら草むらやら、道なき道をガンガン進む。トラクターはもちろん、乗用車でも走る。そこで鍛えられたのだ。
疲れきり、十二湖回る元気もなく、青池と、隣の湖だけ歩き、後は車からいくつか見る。
青池は凄い。
青のインクを落とした様に、ブルー。
コバルトブルー。
魚もたくさん泳いでいる。
疲れもぶっ飛ぶ。
最後に、日本キャニオン。
グランドキャニオン日本版って雑誌に書いてあったので、見てガッカリ。
山を抜け、ようやく海。
日本海だ。
しかも、想像通りの岩場、荒波。
少し、眺める。
そして、秋田入り。
滋賀から来たおっちゃんに、梨を頂き、飯を食べ、温泉にも入り、後は死んだ様に眠るだけです。
いやぁしかし、白神山地は感動。
今夜は、タヌキの村で眠るとします。
それでは。

2007年9月10日月曜日

ちょっと早い、読書の秋


コツコツ。レインのノックで、ウェイクアップ。
ルー大柴みたく言ってみた。
奥入瀬渓流は、昨夜からの雨で、水が濁り、大ショック。
十和田湖は、展望台に到着したら、霧が現れ、何も見えない。
こんな日もあるさ。
超楽しみにしていた、奥入瀬渓流は、またいつか絶対来る。
今日でも、良かったのだから、晴れて水が濁ってなければ、ヤバイと思う。
レイニーデイの為、弘前に移動し、のんびりする。
青森といえば、リンゴ。
おばちゃんたちに、もみくちゃにされながら、とれたてリンゴを買う。
普通に上手い。
で、読書。
友人のレゲエシンガー、ユタカに頂いた本を読む。
旅に出る前に読もうとしていたのだが、準備に追われ、途中までしか読めず、旅に出てからも、チョビチョビ読むだけ…。
本日は、のんびりと読む。
ハツラツと、情熱的に、旅を続けるパワーが出てくる。
達成感でも無い。
自慢になる訳でも無い。
何かを生み出してる訳でも無い。
社会に貢献してる訳でも無いし、人の為になってる訳でも無い。
そんな事をしてないのだから、そんな事をしてない、時間を送っているのだから、貪欲に自分を育てようと思う。
「EXILES」
イカした本をありがとう。
知識を蓄え、体を動かし、感性のストレッチを忘れず、目玉のピントを合わせ、鬼太郎ばりにアンテナ張って、偏見を持たず、北海道みたく大きな心で旅してこっと。

俺に出来るかなぁ?
猫がなついて来たので、遊んでから寝ます。
ほなまたね。

2007年9月9日日曜日

セイコーマート

みなさん、セイコーマートって、知ってますか?
北海道のどの街にもある、コンビニなんですけど。
北海道には、セブンイレブンはそれなりにあり、ローソンもぼちぼち。
他は、ほとんど無い。
が、セイコーマートは、セブンイレブン1店舗に対して、5店舗ぐらいあるんじゃないかっていうくらいある。
大体、昼飯は、セイコーマートかスーパーで買っていた。
青森に来て、嘆いていいですか?
「セイコーマートに連れてって!」
弁当が安いんです。
ドリンクも、食パンも安いんです。
100円の焼きそばが恋しい。
北海道にしか無いなんて…。
セイコーマートにも、お礼を言っとかないと。
「ありがとう。」
これからは、スーパーを探しださなければ。

日も短くなり、寂しく思う。
夏を追いかける様に、南下しよう。
今宵も、虫が唄っています。

青の森の夜。
空には、何も貼り付いてません。
明日は、雨の様。
水の音と、虫の唄を聞きつつ、横になろうと思います。
多分、数分後には、水の音と虫の唄は、僕のいびきと寝言と歯ぎしりにより、表舞台から引きずりおろされる事となるでしょう。


僕と、君に繋がる人達にとって。
明日が素晴らしい1日であります様に。
ほなまたね。

津軽海峡の上

大間に向け、フェリーは泳ぐ。晴れ渡る空の下、一段と輝く海の青。日差しを浴び、風に抱かれ、心を覗いて見よう。


1ヶ月前、函館に。初の北海道に興奮。フェリーの扉が開き、北海道の旅が始まる。
初日の夜、恵山のキャンプ場で、キタキツネに逢う。
翌朝、海に湧く露天風呂温泉に。函館散策後、長万部、洞爺湖、室蘭を抜け、登別に。硫黄の煙漂う、火祭りに。
苫小牧、千歳と行き、札幌に。ラーメンを食べ、散策し、歴史に触れる。
そして、富良野、美瑛に。美しい。パッチワークの路を、窓フルオープン、音楽ガンガンで走る。
夕張に寄り、鵡川に。日高、新冠のサラブレッドに逢い、襟裳岬に。アザラシ、昆布の海。
十勝入り。帯広、池田、足寄と行き、エゾシカの親子に逢う。
アイヌの集落により、阿寒湖、屈斜路湖、摩周湖にタッチ。
厚岸、霧多布岬に。
そして、根室は納沙布岬に。日本一早い日の出に逢う。
そして、待っていたのは、世界遺産、知床半島。ここぞとばかりに楽しむ。
網走、サロマ湖で遊ぶ。その時、美瑛のおっちゃんから電話が。
美瑛にて、農業バイト。美しい景色の中、汗をながす。大雪山に朝陽を迎えに行き、ピンク色の空を見送る。素晴らしい時間を過ごす。
日本最北端、宗谷岬に。稚内、サロベツ原野の一本道を通り、層雲峡に。
で、旭山動物園。可愛い。癒される。
小樽の街を、手を繋ぎ歩き、余市に。ウィスキーの味を知り、積丹ブルーに魅せられる。
最後は、100万ドルの夜景。

大スケールの自然。
豊かな稜線。だだっ広い空。生命力溢れる、植物。様々な野生の動物。川、海、湖の青。
サッと思い返すだけでも、大変なくらい、色々、貰いました。
もう、大間に着きます。
さよなら、北海道。
よろしく、本州。


今日も、素晴らしい1日を。

夏のぬけがら

函館フェリーターミナル。
今、ここにいる。
明日の朝のフェリーで、本州に戻る。
丸1ヶ月、北の大地を踏んだ。
思い出は数知れず。
最後の夜、函館山に。
100万ドルの夜景が、最後のプレゼント。
人間の力に、乾杯。
本当に、素敵。
最後まで、一緒に遊んでくれた、北海道。
心から、ありがとう。
また遊んでね。

さぁ、寝よう。
明日が待ってる。
見知らぬ土地で、何かが待ってる。
まだまだ、行きたい所がある。
日本と遊ぶのだ!

2007年9月7日金曜日

積丹ブルー


ウィスキーの原酒。60度以上。スモーキーな香り。初めて口にする。

家宝がまた出来る。XR、オーダーテレキャスターに続き、ニッカ工場限定、余市ウィスキー原酒。大金はたきました。物凄くめでたい事や、大切なあなたが遊びに来たときに振る舞う。
チビチビ飲む、大人の時間。ニッカの創始者、竹鶴政孝に感銘を受け、試飲の先に、手にした酒。我が子が生まれた時に、みんなで飲もうと買う。そして、試飲で60度以上のウィスキー原酒を飲み過ぎた為、12時間寝る。


積丹ブルー。

これ程迄に、綺麗な海を、僕は見た事がありません。積丹半島の青。一生忘れません。


本日、日本で最も美しい村連合の赤井川村に。
日本の原風景。曇りにもかかわらず美しい。

台風が近づく中、函館に。残すは、100万ドルの夜景。

今日は、北海道1ヶ月記念。函館の海の幸と、美味しい酒を頂き、台風の為、宿に逃げる。


今宵は、北海道を振り返り寝るとします。

みなさんにとって明日が、素晴らしい1日であります様に。

2007年9月5日水曜日

魔法


今や日本一、旭山動物園に行く。昔から、おばあちゃんモノで、よく涙するのだが、近年、動物モノでも涙してしまう。おっさんになったのか?youtubeで、猫の可愛い動画を、徹夜で見てしまう程である。

まずは、アザラシ。魚雷の様に、泳ぐ。円柱の水槽を泳ぐ度、
「可愛いィ」
と、言葉がこぼれてしまう。しかも、
「モグモグタイム」
という、餌を食べる所を見れるのだけど、習性を話しながらで、勉強になる。アザラシもいい表情するんだなぁ。

続いて、ペンギン。ペタペタ歩いて来て、目の前で飛び込み。めっちゃ可愛い。

で、猛獣館。みんな、昼寝。メスライオンに関しては、おっさんの如く、腹丸出しで綺麗な仰向け。ヒグマも可愛い。北極熊もめっちゃ可愛い。

他の動物にも、癒されっぱなし。本当に可愛い。もう、この動物達は野生には帰れないのだから、寿命が来る時まで、美味しいご飯食べて、元気に過ごしてほしい。

厳つい、右翼のおっちゃん達も、動物に癒されていて、あの瞳は魔法だなぁ。悲しい瞳なのか?楽しい瞳なのか?わかりませんが、動物の皆さん、その瞳に、仕草に、僕は癒されましたよ。

本日、小樽に。こちらも、横浜、函館の様なオシャレな街並み。旧日銀の建物で、一億円を持つ。この金で、昨日の動物達と、パアッと飲みに行きたい。運河を歩き、本日は終了。

もう、秋の様です。喧嘩もありますが、一段と、君と繋がって来ている思います。風呂と便所の時を抜かせば、ずっと一緒です。一緒に仕事もしちゃいました。一緒に働く事は、長い間、一緒にいて初めてでしたので、照れ臭くもあり、変な感じでした。1人の人と繋がれば、世界中の人と繋がれる。時にはお互いを見て、時には同じモノを見て。尊重して、共有して、思い出をいっぱい溜め込もう。

27才になった事だし、明日は余市のニッカで、茶色いお酒、ウィスキーを味わうのだ。

2007年9月3日月曜日

宗谷岬の先


風が強く、寒い。
この先は、外国。
日本最北端、宗谷岬に到着。
先っぽから、1人海に入る。
「冷たい。」
一時の最北の人を味わう。
地図で位置を確認。
思えば遠くへ、来たもんだ。
稚内、野寒布岬を抜ける。
サロベツ原野の一本道。
電線が無い。
左手には緑。
右手には青。
爽快。
優しい気持ち。
利尻富士が見守る。
北緯45度で、人生初の日本海に逢う。
一日中働いた太陽が、疲れた様に沈む。
哀愁漂う、日本海の夕陽。

本日は、太陽はお休み。
300キロのロングラン。
雨が降る中、大雪山は層雲峡に。
大迫力の滝と、雨に打たれる。
すっかり、北海道に魅せられてる。
もう少しで本州に戻る。
今夜は、お勤めのご褒美と、今後の旅の計画を立てる為に、宿に泊まる。
ビールを飲んで、ゆっくり休みます。
それでは。

2007年9月1日土曜日

ARIGATO

時計の針を、誰かがいじったのか?
8日間の農業バイトにも関わらず、1ヶ月程お世話になった気分。
第3の故郷が出来る。本当にみんなに良くしていただいた。

短い間なのだが、思い出がいっぱい過ぎて。
短い間なのだが、仲良くなり過ぎて。
短い間なのだが、長い時間、働き過ぎて。

日本で最も美しい村連盟の美瑛。最高の時間をありがとう。


いつも一緒に働き、美味しいご飯を食べさせてくれ、地元のみぞ知る所に連れて行ってくれ、足の痛みを座薬で忘れさせ、トラクターを運転する、美瑛の父さん。高口のおっちゃん、ありがとう。

ライダーハウスの番人で、毎日一緒に酔っ払い、自称元ヤクザにして、都会の金持ちに、バンバン売り飛ばす不動産屋、いけさん。

久しぶりに逢った、尊敬出来るタフガイにして、アイヌの血を感じさせる、ジャガイモ名人のたっちゃん。

おばちゃんたちや、ふくろうカメラマンの田中おじ。とうきびの長嶋おじ。イモモチくれるゆみちゃん。観光タクシーのおっちゃん。銭湯のおっちゃん、おばちゃん。たくさんのライダー達。

数え切れない人達に、お世話になった。
この街を離れるのが、寂しかった。

これからどんな事があっても、どんな人生を歩んだとしても、この街の人達を、忘れる人生には、人間にはなりたくない。いや、ならない。
死ぬ時まで、繋がっていきたい。

静岡から、遠く離れた北の大地の友。


心を込めまして、ありがとう。


別れるのが寂しくて、男が泣いて、何が悪い!