2007年7月28日土曜日

那須の誘惑

高久の交差点を左折。17号に入る。そこは、森林と紫陽花に挟まれた一本道。現実から離れた、夏休みと言う時間。名も無い川も、車を止める。何気無い風景も、笑みをくれる。

桃鉄でサイコロを振ったら、那須に停まりたい。しかも夏に。いや、夏休みに。有名なリゾート地とあって、いろんな施設がある。でも、お金かかるし、惹かれもしない。よって、ドライブ。何故か夏休みの気持ち。少年に戻らせてもらう。少年の目には、遊び場がすぐ見つかる。ここには、綺麗に揃えられた、街路樹には無い、たくましさがある。そして、危なさもある。コンクリートで挟まれた河川には無い、川がある。


月が近い。地球が遊び場。夏よ、終わるな。

2007年7月27日金曜日

夜風に吹かれて

夜風に吹かれて、ボーッとする。久々に。11時をまわったというのに、俺の周りを、ファミリーが、虫取に夢中。手伝いましょかぁ?


旅がはじまり、10日以上過ぎた。夜風に吹かれて、叫びたい。「日本のバカヤロー!」良い所ありすぎ、美味しい物ありすぎ、で、しっかりお金とりすぎ。
旅立ちから、かなり経っている気がする。でも、10日ちょっと。ホント充実してるのだろう。

最近、アスファルトより、大地を歩き、走る方が多い。地球を、大地を柔らかく感じる。海は広い。空は青い。山は大きい。風は気持ち良い。太陽は、暑く、何よりも眩しい。当たり前の事を、改めて体で感じる。


はやる気持ちを押さえ、今日はそこまで。昨日の事よりも、明日を。高めのテンションで、人に優しく、感謝を忘れず。自然には、足を踏み入れさせてもらって。これからも、楽しむ。


夜風に吹かれて、ボーッと更新。

2007年7月26日木曜日

水戸の敗戦

昨日、夜12時過ぎ、水戸の駅前を、完全に酔いがさめた状態で、車に向かって歩く。水戸の街は、何も悪くないのに、嫌な思い出が1つできた。アジアカップ準決勝、日本代表が負けた。オーストラリア戦の歓喜が、遠い思い出だ。眠る湖に着くまで、悔しさで会話はない。
韓国に勝ってくれ。



水戸駅の近くにある、千波湖という湖と公園に向かう。水戸黄門が、見守る中、水戸市民の人たちが、湖の周りを走る。歩く。サイクリング。夕方前から8時頃まで、すごい人の数で、一緒に走らせてもらう。仕事帰りにここに寄り、ロードワークしてから帰るのだろう。みんな、いい顔してたなぁ。
日本三名園である、偕楽園に。心が、落ち着く。梅の季節はすごいんだろうなぁ。
水戸名物、納豆もしっかりと頂く。オクラ。めかぶ。山芋。まぐろ。いくら。イカ。最後に温玉をのせ、グチャグチャに混ぜて、頂く。この夏は、乗り切れる。



楽しい事、面倒な事、喧嘩、トラブル。全部を、楽しんでる。明日も、素晴らしい一日にしよう。



この猫だけ、寄って来た。


2007年7月25日水曜日

アジアの頂き

本日も快晴。コインランドリーで、たまった洗濯物を洗う。君が見知らぬおばさんと、楽しそうに話してるのを、車から、見て楽しむ。その後、犬吠埼へ。広がる海と、空。心が洗われる。

今、ある街にいる。もうすぐ、アジアカップ準決勝。テレビ中継する店を探す。誰に聞いてもない。バーに入ってテレビ見せてと交渉。ダメ。でも、中継してそうな店情報をゲット。急ぐ。何軒も歩き回り、今現在、パスタと、ビールを頂き、テレビの前で、準備万端。


みんな、日本を応援しよう!

2007年7月24日火曜日

月の砂漠、キャラバン隊

朝から快晴。ロードワーク後、トーストを作り、コーヒーをいれ、堤防に座り、海を眺めながらの朝食。ブルーの海、広がる空、眩しすぎる太陽、心地良い風。最高。


外房を走る。勝浦に寄り、4百年の歴史を持つ、朝市に。その後、8年程前に弾き語り旅で訪れた、月の街、御宿に。歌ったステージは健在で、月の砂漠のラクダも、美しいまま。きれいな白砂のビーチで水遊び。出発から、一週間で、体は真っ黒。その後、九十九里浜沿いをドライブ。そして、ハプニング…。


月の砂漠、キャラバン隊。人が困った時、パニクった時、落ち込んだ時、最善の言葉と、最善の態度で、接しれているだろうか?その答えも探し歩こう。


僕たちの旅は、まだまだ続く…。

2007年7月23日月曜日

房総半島で

東京のネオンを抜けて、千葉に。八千代にて夜を越し、房総半島に。


鋸山の大仏と、崖はスゴい。圧倒される。何より、山を登らないと、見れない。汗ダラダラ。息ゼェゼェ。苦労してたどり着く、達成感。テレビで、海外の絶景を見る事がある。自分の足で、ヘトヘトになり、たどり着いて、見れたら最高なんだろうなぁ。大仏は、日本で最大。崖は、上の画像以上。登った階段は……めっちゃ疲れた。

明日は、何が起こるかなぁ?

2007年7月22日日曜日

点、線、円。

第二の故郷、東京で二泊。人の繋がりの大切さと、有り難さが日々を作る。


自分にとって、人との輪、無しでは、生きる意味など無い。数式では表せないが、繋がりは、足し算では無く、かけ算。+1では無く、何倍にも、何十倍にも増える。大切な人達に、僕も君も、お世話になった。みんなありがとう。山田かまちじゃないが、本当に、1日が、24時間では足りない。

本日、午前中に、大宮に住む、星っぺ、イカちゃん夫妻を訪ねる。その際に、大宮駅に、総理大臣が。サプライズ。星っぺ、イカちゃん夫妻、美味しいご飯をありがとう。元気な子を生んで、お幸せに。

午後3時過ぎ、東京に戻り、代々木公園にて、フリーライブを見る。お目当ては、大好きな、らぞくというバンド。やばい、格好良い。ライブ後、らぞくのベースの、ぶんちゃんと、静岡での、共演を約束。まだ先になるが、楽しみが一つ増える。素晴らしい日曜日に、感謝。


昔からの友達、はじめましての友達、一緒に働いた友達、一緒に音楽した友達。みんなにとって、明日が、素晴らしい1日で、あります様に。

2007年7月21日土曜日

R134

甲府から平塚まで、車を走らせ、一泊。本日はメンバーに太陽がいる。


朝食を買いに、近くのスーパーに。その後、湘南ビーチに。海沿いを、上裸で走る人達。車を止め、服を脱ぎ、共に、ランニング。格別の爽快感のため、筋トレの量は倍に。汗と一緒に海に入る。幸せ。

昼過ぎ。134号線をドライブ。まずは、江ノ島に渡り、三浦半島の先端、城ヶ島を目指す。カーステレオのボリュームは上がり、心地良いヴァイブス。この道は、そこに住む人達の、海への愛。素晴らしい文化。この道、ここに住む人達に、感謝。

数時間後、城ヶ島に。断崖絶壁。東には、房総半島。波が造る、アートな岩場。ゆったりとした時間。美しさに魅了され、絶壁の上に立つ。下を見る。恐怖に足がすくむ。

なぜ、大自然に魅了されるのか?ひとつ気付く。それは、「恐怖」。美しさ、力強さ、理由はあるが、恐怖を感じた後は、それが何倍にもなった。大自然の前では、人間は、かなわない。これから見る景色が、余計、楽しみに。


本日のゴールは、東京。第二の故郷。


渋谷にある、働いていた酒場に向かう。酒、料理を頂く。しかも、おごり。ご馳走様でした。本当にありがとう。またの再会を、楽しみに、タクシーに乗る。行き先は、下北沢。長年、住んだ、あの地下室に。


日々に感謝。

これは、昨日のお話。

2007年7月20日金曜日

國の英雄

武田さんと逢う。一言、格好良すぎる。孔子の言葉、「風林火山」の戦旗。運良く、本物を見た。武田イズムは永遠だ。


桃とブドウ、壮大な山々、湖、おいしい空気、友、武田さんらに、別れを告げ、甲州を出る。


みんな、ありがとう。またね。

2007年7月19日木曜日

甲州日和

伊豆の国より、甲州入り。視界をふさぐ、霧をかき分け、たどり着くは、山中湖。湖畔にて、蕎麦を作り、腹を満たす。その後、河口湖へ。曇天、霧、紫陽花、ほぼ無音。穏やかな風が水面を撫でる。このメンバーが揃い、河口湖はひとつの絵。神聖な場所に思えた。


夕方過ぎ。君の友人の、季代子、大ちゃん夫妻の家に。山梨名物、ほうとうを頂く。野菜モリモリで、ヘルシー、優しい、美味しい。大ちゃんと酒を飲み、浄蓮の滝で買った、日本酒も二人で空ける。そのまま、今夜は泊めて頂く事に。

季代子、大ちゃん、ありがとう。海が見たい時は、御前崎にお越しくださいな。恩返しを。

今日は、晴天の中、甲州を行く。
さて、何処に行こうかねぇ。

2007年7月17日火曜日

海の子、山の子、便所の子

あいにくの雨模様。空に厚い雲の蓋。車は朝から潜水艦。コツコツという雨音と、想定外の寒さに起こされる。

起きてから朝食を作り、食べて、顔洗って、出発するのに、三時間程かかる。もっと手分けしてチャッチャとやらねば。まだ、車が、家になってない。でも大分、生活が見えてきた。


下田のペリーのおっさんにサヨナラし、伊豆の先っぽ、石廊崎を目指す。海と山のリレー。順調に進む。が、通行止め。落石により。残念だが、石廊崎のホント手前で引き返す。弓ヶ浜により、海の匂いを頂く。後は、メンバーに太陽がいたら、最高。


その後、海沿いを、サーフミュージックと共に、ドライビィンガッ。そして、いざ山へ。大地から、沸きだす湯気と、霧。人工的な物が0の緑。飛び降りてもフカフカで助かります!???壮大な滝を見上げ、くねくね道を進み、霧をかき分けて、別の街の海へ。

小さな頃から、海や山に触れて育つと、成長が変わるらしい。
大自然が先生。
家は海の近くだから、海でよく遊んだ。悩んだり何かあると、お気に入りの場所に向かう。そこは、勇気をくれる景色。

海の怖さは、わかるが、山の怖さが、なんとなくわかった。
絶対にかなわない大自然に。壮大で神秘的な姿に。
感謝。

始まりは、雨。

本日、午後一時、日本一周の旅に出発。これから先、どんな事が待ち構えてるのやら。まだ初日とあって、形をつかめておらず、すごい体勢で携帯から更新中。

スタートは生まれ育った街、御前崎の灯台のフモト。岬の先っぽ。で、なんだかんだありまして、夜道の中、浄蓮の滝をかすめ、天城越え。海の匂い、温泉に癒され、快調なスタート。


本日の朝の事、「ちょっと出掛けて来る。」と、おかん。「おう。」俺。
荷物を積み終わり、一服。そういえば、おかん、帰ってない。心配。電話する。「もう、着くよ。」


昼飯を食べて出発の時。車の鍵を取りに行くと、そこに紙袋が。神社の名前。御守り。 この神社、「ちょっと出掛けて来る。」の、距離じゃない。徒歩五分みたいなノリで、行く距離じゃない。俺、絶対、無事に帰るよ。

見送りって、送られる人より、見送る方がツラいかも。
もう、毛穴までおもいっきり広げて、バシバシ、キャッチだ。アンテナ張って。素晴らしい旅になるかは、自分次第ですから。


無事出発にあたり、俺と君の家族に、感謝。友達に感謝。で、君に感謝。

では、君をのせちゃって、すっ。ス、スタートォ!!!!!

2007年7月16日月曜日

もう少し

もう少しで出ます。なので少し寝ます。

2007年7月15日日曜日

開通


小学生の頃、よくテレビゲームをしに、兄貴と近所の友達と遊びに行った家がある。その子は、僕よりひとつ下の男の子。中学生になってからは遊ばなかったので、15年ぶりぐらいに逢う。当時、体が大きく太っちょだった彼が、スマートになり爽やかになる。人生って、生きることっておもしろい。

 僕が家に帰って来てから、パソコンが増えたので新しいネットワークを作る。無線で繋がないと大変なので、ルーターを買いに電気屋に行く。「macのデスクトップとwindowsのデスクトップとノート使うんだけど…」。店の人困る。じゃぁ俺も困る。「一応これで大丈夫」みたいなこと言われる。???多分わかってない。じゃぁ俺もわからない。Appleに電話する。Appleのルーター買えと言われる。女性の丁寧な対応なので、好感を持ち買うことに決める。mac販売店を探す。近所に無い。車で1時間程の街に発見。ルーターとLANカードを買う。ネットワークの構築にかかる。macデスクトップ開通。windows…×。5時間後windows…×。店の人曰く、ルーターとLANカードの互換性有り。俺には接続できないのか?!Appleに電話。Appleルーターの設定は、バッチリと褒められる。俺、ちょっと嬉しい。LANカードの設定がいかんのか?じゃぁLANカードの会社に電話する。こっちの設定も大丈夫。お互いの会社が双方の設定に問題が有ると言う。俺はどうすればいい???「mac開通してるし、windowsはいいか」と、一瞬思う。いや駄目だ。おとんとおかんにもインターネットを。悔しいが電気屋に設定を頼む。料金が高い。迷う。数日、迷う。

ある日、携帯が鳴った。おかんだ。先日、電話した電気屋から電話があったらしい。かけて来たのは、最初に説明した彼。その電気屋で働いているらしい。ちょうど店の近所に居たので店に向かう。そして、再会。話した所、彼はゲーム好きの才能を遺憾なく発揮し、プログラマーに。その後、この電気屋に。この店のネットワークは彼が構築したらしい。彼が「土曜の夜、仕事終わってから、ユージ君家行きますよ。」    来てください。来てください。


そして、彼が家に登場。おとん、おかん、兄貴、全員、彼の変貌ぶりに、脱帽。ネットワーク構築に取り掛かる。いきなり、俺が苦手な暗号だらけのページを開く。暗号を松坂の豪腕のごとく打ち込む。昔のどうでもいい話を俺がする。軽く流され、松坂の豪腕は打ち続ける……。結局、俺と同じ所から進まない。しかし、ここからが彼の凄い所。「楽しいぃ。」と、彼。

4時間後。つい先程、無事、開通。彼のコンピューターへの情熱と愛が、彼らを結ぶ。結局は、macとwindowsの意見交換してないような、チャンネル合わせの問題。でも、楽しんでる彼が、macとwindowsを結び、俺と彼を結ぶ。旅から帰ったら酒をおごるよと約束。彼はパソコンを7台程所有とのこと。windowsの各osと,windowsなのにmac,そしてLinux。お前ん家、ゲームの宝庫だったもんぁ。


旅の資金を集める為に、バンドやめてから半年間、必死に働いた。昼の仕事で、GMOインターネットという会社の面接に行った。Yahooや楽天と同じくらい大きな会社だ。実は私、超アナログ人間でした。でも、バンドでも使うし、パソコンを買った。インターネットに繋がった。見る度、検索する度、超感動した。高校の時、ブルーハーツを初めて聞いた時くらい、感動した。その事を、面接の時、熱弁した。そしたら合格。東証1部上場の大企業に。学歴なんて関係ない会社もあるんだ。パソコン好きな二人が、パスワードが何だとか、暗号化キーが何だとか、チャンネルが何だとか、電波の種類が何だとか、あーだこーだやって、赤いチェックが緑色に変わって、開通した時のあの喜び、あなたにわかりますか?ホント、ロールプレイングゲームと同じ。クリアぁ!!!!!と、いう感じ。倒した彼も、見ていた僕も、アドレナリン大放出。


なので、だいぶ長い文章に。ありがとう、たくや。今日に感謝。

2007年7月14日土曜日

昼下がり。




土曜日の昼下がり。ずぅっと雨で、やんなっちゃう。旅の準備もほぼ終わったので、今日は家でゆっくりする。半年間、ちゃんと歌ってなければギターもあまり弾いてない。今日はとことん弾こう。旅にはアコギを持ってって、バーや外で弾きたいなぁ。
最近、勉強がしたい。50歳ぐらいになってその気持ちがあったら大学に行こう。その時、おもしろい学科があるといいな。
自分にとって東京という街が学校だった。ホント勉強になった。生きる力を養った。今思うと、上京したころは酷いくらい、人の話を聞かなかった。多分、聞く耳や、見る目、感じ取る心を持っていなかった。

台風が来ているようだ。月曜日に出発したいけど、どうなることやら。今さっき、おかんが帰って来たので、一緒に映った写真をコミック調にして上にupします。召し上がれ。
今、ふっと思い出した。大好きな漫画家の井上雄彦が、言っていた言葉。「漫画は、魂の娯楽煮」。素材は魂。味は娯楽。格好良すぎる。いつもおいしく召し上がらせてもらってます。東京で住んでいた家の近くに事務所があった。サインもらっとけばよかったなぁ。

2007年7月13日金曜日

雨→晴れ→雨→雨→ちょっとやんで→雨

今日、静岡の街にショッピングに行った。天気は雨。ちょっとやんで、ちょっと晴れたりしても結局は、雨。靴、ビショビショ。兄貴がサングラスを買ってくれる。今までのサングラスは大体、千円。今、使っているのは五百円。好きなものを買って来ていいということなので、タフな男が目を隠すレイバンを探す。スティーブ・マックィーンの様には似合わない。レイバンといえばティアドロップ。レンズが黒いと髪が長い僕には怪しすぎる。黄色いレンズを探す。無い。雨。靴ビショビショ。無い。雨。

帰りの車。目には、五百円のサングラス。バックミラーに映るこいつが、一番しっくりきてしまう。  
外は雨。車は潜水艦。景色は灰色。そしてサングラスを外す。    うん。そうだ。

多分、サングラスは似合わない。 



今日は雨でしたので、先週の日曜日、ビーチサッカー大会の試合後、完敗して、乾杯する前の、波に揉まれて、走って逃げる、俺を載せます。明日が、みなさんにとって、素晴らしい一日でありますよーに。

2007年7月11日水曜日

御前崎時間

僕は今、静岡県の御前崎という所に住んでいる。僕が生まれ育った街。多分、死ぬまで住むだろう。長年、花の都、大東京に住んでいたのもあり、不便さがやたらと目についた。それは事実。

正直、この街が好きでたまらない。   正直、東京を恋しく思う。    正直、みんなに遊びに来てほしい。   ホントにおいで。


そんなこんなで来週の月曜日に、いよいよ出発。長いドライブに。行ったことのない所に行くのだ。見たことのないものを見るのだ。逢ったことのない人に逢うのだ。感じれることすべてを感じるのだ。

今日もいろんな人に逢って話をした。彼女と友達。昼飯を食べたアジアン料理屋の兄ちゃん。auショップの店員。そして、そこの客の女子高生。犬の散歩中に逢った、くわがた採りをしていたガキんちょ2名。家の冷蔵庫を修理しに来たNationalのおっちゃん。屋根に付ける太陽光発電の営業で来た兄ちゃん。家のばあちゃんを車で送って来た介護の姉ちゃん。庭で草取りをしていた向かいに住むおばちゃん。おとん、おかん、おにい。今日初めて逢う人も、いつも逢う人も、今日しか逢わない人も、はっきり覚えている。しゃべったことも、顔も。
いいアンテナの張り具合だ。

東京に住んでいた時も、知らない人にガンガン話しかけた。おかげでいろんな人と話ができた。馴れ馴れしすぎて嫌がる人もたくさん居た。そのツールとして好きなものっていうのは大きい。きっとこの先も、音楽が自分の世界や和を広げていくと思う。

まぁ何はともあれ、旅の準備もほぼ終わり、ゆったりとした時間の中、あったかい人たちと出逢ったことに。      感謝。

6月30日。

目覚めは最悪だった。前日の夕方から体中に力が通わない。ドラクエならHPが低下して白字が赤字だ。29日の夜中、5年程バイトをし、地下倉庫まで貸してくれた酒屋の店長と飲みに行った。すごい楽しみにしていたのにビールを飲む度、吐き気がした。そして帰宅。起きたのは夕方前だった。すぐに支度をし、夜の仕事にバイクで向かう。仕事が終わり賄いが出てきた。北海道の毛蟹、五千円のステーキ、食べきれない程出てきた。タバコを吸いながら何処をどう思い出していいか、わからないぐらい思い出す。みんな、ありがとう。
渋谷の街は雨の中、傘もささず、人を呼んでくる。停めてあるバイクへ歩いた。いつもと何も変わらない。ただ、僕は今から帰る。下北沢の家では無い。海がある御前崎に。

雨の中、約4時間。昔の事も、これからのことも考えなかった。大切な人たちの顔と、大好きなmusicがぐるぐる回っていた。バイクを降りる。雨は上がって、空は明るかった。


 家に入ると同時に「お帰り」。今日までの数日間、いつもより周りの愛を感じます。


 「みんな、ありがとう」。