2007年8月1日水曜日

電波の無い村の宝

那須から福島へ。会津路を行く。雪国ならではの屋根と、昔ながらの蔵が迎えてくれる。

歴史の歪み。国の礎。


どことなく趣のある会津の街並み。村自体が昔のまま残る、大内宿に。溢れる観光客を除けば、タイムスリップ。箸を使わず、長ネギ一本で食べる、ネギそばを頂く。人生No.1の美味しいそば。

白虎隊、近藤勇の墓に。一人の男として、手を合わさせて貰う。
その後、喜多方に。豚骨、細麺が嫌いな僕にピッタリな、喜多方ラーメンを頂く。美味しい。翌日、喜多方の夏祭りに参加。レトロな雰囲気の祭りで、手作りで、温かく、のんびり。酒好きな為、酒蔵を見学。試飲。幸せ。

会津、喜多方を後に、福島市経由で親友の家に。ナビが古い為、家がわからない。ので、歩いてる人に聞く。見た目では、おっちゃんか、おばちゃんかわからない。その上、言葉がわからない。勘を頼りに走る。見たことある風景。やっと到着。久しぶりの再会。そこは、電波の入らない村。水が山水。少しばかりお世話になる。

彼女は立派なママになっていた。新潟の柏崎に住む彼女は、地震の為、息子と共に実家の福島に。話を聞くと、柏崎にボランティアに行きたくなった。君と、相談したあげく、旅を進める事に。明日、もっと貧乏旅行になるのを覚悟で、義援金を送ろうと思う。このリトルアクションが広がり、より早い復興になればいいな。

彼女の家で、のんびり2日間。おじちゃん、おばちゃん、ばあちゃん、弟、みんなに温かくしてもらう。彼女と、無邪気でわんぱくで、カバンに入れて連れてきたい程、可愛い宝にも。


電波の無い村で、受けた恩は忘れない。飲み干せばすぐお茶を注いでくれた、ばあちゃん。楽しい話で乾杯してくれた、おじちゃん。美味しいご飯をナイスなタイミングで作ってくれた、おばちゃん。昼飯をおごってくれ、成長した姿を見せてくれた、弟。電波の無い村で逢った宝、息子。東京でいつも一緒にいて、立派なママになり、無償の愛を息子に注ぐ大親友、彼女。ホントにありがとう。

どんなに素晴らしい景色も、どんなに美味しい料理も、人の愛には、勝てません。

この旅はじまって、最大の感動は、電波の無い村の宝です。


明日も、みちのくを行く。


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