2007年12月14日金曜日

島という非日常


日本なのに南十字星が見える島。日本最南端の島。
波照間島にやって来たのだ。

正確には日本最南端ではないのだけど、最南端の有人島であり、一般の人が行ける為に最南端の碑が立つ。

島に到着すると宿のおばちゃんが迎えに来てくれた。おばちゃんが、
「今日は暑いねぇ。海で泳いでる人いるよ。」と。
なので、宿に着くなり荷物を置き、チャリを借りレッツゴー!
太陽のシャワーの中、ハンドルをギュッと握りペダルを踏む。心地好い風を体いっぱいで感じ、スピードが上がる。風になったその時……。
「ブレーキきかねぇ。」
間一髪セーフ。チャリンコからとは思えない物凄い音を出し、サトウキビ畑の手前でストップ。
そんなこんなでチャリンコは十字路を右に曲がった。ニシ浜ビーチに。
「うぅわぁぁ〜。」
僕の言葉の引き出しでは言えません、伝えれません、あの海は。
Tシャツを脱ぎ、海に走る。期待はしていたけど、この季節に本当に海水浴が出来るなんて。
「素敵すぎる」。

しばらく泳ぎ、チャリを漕ぎだす。波照間島は信号が無い。そして、舗装されていない道での事。ヤギが居る。その下でモゾモゾしている小さい3匹。産まれたばかりの様で、必死に立とうとしている。
「がんばれェ…。」
やっとの事で立ち上がり、おっぱいに辿り着いた。感動ですゎ。
そして、日本最南端の碑に到着。遂に来ましたぁ。外国はすぐソコなんだぁ。
「いやぁ、思えば遠くへ来たもんだ。」
そして、島を一周して宿に帰る。この頃から天気が悪くなり始める。星は見れそうにない。
翌朝、雨。嘆いてもしょうがない。宿でインターネットしたり、カフェに行ったり、お土産見たり。
午後、雨が上がったのでニシ浜ビーチに行く。天気が悪いのに、うっとりしちゃうブルー。
「来た時よりも、美しく」。
良く学校の先生が言っていた。暇なので、ビーチクリーン作戦スタート。結構あるんだなぁ…、ゴミ。ヤドカリの宿チェンジの瞬間に遭遇。
そうして、陽は沈む。残念だが、今宵も星は見えず。

そして本日、波照間島から石垣島に戻って来たのでした。

静岡に産まれ、東京で生活していた僕にとって、旅自体がそうなのだが、島という空間は非日常を強く感じる訳で。島に憧れている自分も居る訳で。
日本の小さな島々に、海を渡り僕は行ってみたい。

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