2007年10月21日日曜日

丹後の同い年


京都の亀岡より、丹波、福知山を経由して、丹後に。雨を、愛車「白熊」に凌いでもらいながら、進む。

人を好きになる理由は色々とあるが、話をしたり、共に過ごす中でそうなる事が、殆んどだろう。そうなった時は、本当に生きる喜びを実感する。

丹後には、東京で知り合った方が住んでいる。女性で、年輩の方。お勤めを終え、旦那様の田舎である丹後に戻っているのだ。その方が東京から帰る時に、
「日本一周するので訪ねます」
と約束した。そして今回、君と二人で訪ねさせて戴いた。

120年の歴史のある家に、夫婦二人と、僕と同い年の
「ツンちゃん」
と言う女性とで暮らしていた。ツンちゃんは猫。27年生きている。猫の年齢としては、150歳だ。コタツから出てきては、ご飯を食べ、コタツに帰って行く。旦那さんも奥さんも、ツンちゃんに負けず、元気でパワーに溢れていた。二人で畑をやり、野菜作りをしている。ご飯には、手作りの野菜達が並ぶ。本当に美味しい。旦那さんは、
「NPO法人 e−田舎暮らし」(http://www.e-inaka.or.jp)
を立ち上げ、地域の為に働いていた。とても、バイタリティ溢れる御二人で、刺激を受ける。色々な話を聞き、話をし、共に過ごさせて戴き、御二人を大好きになった。

自分より長く生きている年輩の方を、僕は尊敬している。しかしそれは、先輩としてであって、それ以上は無い。年上だからといって、ヘコヘコしたりする気は毛頭無い。
「同じ世界に生き、同じ人間で、同じ土俵に立っている」
というスタンスで、どんな人とも接しようと思っている。
だが、御二人と過ごし、自分はまだまだヒヨッコだと痛感した。それは、知識や経験と言ったモノでは無い。人間の温かさというか、懐の温かさというか、要するに器が大きい。

お陰様で明日への、活力が溢れてきてます。

丹後のおじさん、おばさん、ツンちゃん。温かい時間をありがとう。

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